月光荘のものづくり /

月光荘の[筆]

月光荘の[筆]

一人の職人がすべての工程に携わり、責任をもって仕上げていく天然毛100%の月光荘の筆。一つとして同じ個体のない天然物だからこそ、常に毛や木軸の状態を把握し、細やかな職人仕事で品質を保ちます。


<月光荘 筆の特徴>
①天然毛のみを使用。3回に及ぶ原毛の厳しい選定行程によって、最良の原毛のみを選び出します。
②毛本来の特性を活かし、最大で3種類の毛を組み合わせることで、独特のしなやかさとコシを生み出します。また手作業で丁寧に毛の流れを整えることで、長年使用しても跳ねなどの乱れを起きにくくします。
③見えている穂先の2倍以上の長さの原毛を使用。抜け毛が出にくく、また毛先に近い細い部分を使うことで毛量が増え、より多く水分を含むしなやかな穂先に。
④「栁」「白樺」など の白木を使用する木軸は、「ニス」「色塗り」をせず素材そのままで仕上げるため、べた付き・滑りが無く、作品制作時に色彩の判断の邪魔をしません。
⑤ホルンマークの製品は、形ある限り修理。木軸の折れ、 割れなどは交換でき、 曲がった穂先も毛自体が折れていなければ修復できます。


<製造工程>
1.原毛選択 ...まとまりの良い筆を作るための毛を選ぶ
2.原毛選定(1回目)…良質な毛のみ残し毛の流れを整える
3.アイロン掛け …原毛内の水分を抜き、クセを整える
4.灰もみ …原毛内の脂分を抜き、原毛同士のすべりを良くする
5.灰抜き …余分な灰を落とす
6.原毛選定(2回目)…不要な毛を取り除く
7.穂先合わせ …毛先をきれいに揃え、穂先のまとまりを良くする
8.毛元裁断 …毛元を裁断機で切り揃える
9.脂分抜き(煮込み)…毛束を1時間煮込む。原毛内部の脂分も抜くことで保水力を向上させる
10.原毛選定(3回目)…不要な毛を除去。長年使用しても穂先の広がりや跳ねが起きづらくなる。
11.混毛 …種類や長さの違う毛を混ぜて巻き込む。3,4回ほど繰り返しムラをなくす。混ぜる比率は原毛の状態や時期により状態を見て変えていく。
12.穂先作り …毛量を測り、穂先を作る。平らにならして根元を糸で縛り、フ糊で固める。
13.先だし …突き棒(先端が丸く細い木)で毛元の中心を突いて穂先の中心を出し、細く鋭くする。
14.口金止め …口金に穂先を入れ、毛先を出す。ボンドを注入し1日かけて乾燥、固着する。
15.木軸止め …口金と木軸を耐水性のボンドで接着する。
16.木軸刻印 …木軸に焼き印にて「号数」「gekkoso」「japan」を刻印する