風呂敷文化と言われるように、昔から包む文化のあった日本。江戸時代、西洋の文化が浸透しつつあり、海を越えて伝わってきたバッグを真似しようとあれこれ工夫したのが江戸の庶民たち。風呂敷や手ぬぐいを縫い合わせ、持ち手のあるバッグ代わりにしたのが「あずま袋」の起源と言われています。
そんなあずま袋を、手ぬぐい専門店の「かまわぬ」さんと共に月光荘テイストで商品化しました。
どうしても和に偏りがちなイメージのあずま袋を、思い切ってモダンなデザインに。左右の三角形をきゅっと結ぶだけで持ち手ができるシンプルな作りにも関わらず、布の底のマチが大きく固定用のヒモを追加したので、手に提げた時にも中身が安定。現代の暮らしに適応しながら、風呂敷や手ぬぐいから進化したことを感じさせてくれる佇まいです。
創業時より月光荘では、商品を店舗でお買い上げいただく際に、紙袋などの包装サービスをご用意していません。期間の過ぎた個展案内用紙や、お客さまからご提供いただく紙袋を再利用してきました。
その紙袋も有料となる時代。いよいよ月光荘でも、長く使える買い物バッグをご用意したいと、かまわぬさんに全面的にご協力いただきながら開発しました。これから先も大事に使いたい日本古来の道具の一つを、月光荘クオリティで。秋のピクニックやお出かけにどうぞ。畳めばハンカチサイズになるので、バッグインバッグにも最適です。