月光荘は日本の会社ですが、扱っているのは洋画材。ヨーロッパの歴史に根差した製品を製造しながらも、底流では日本の文化や美意識に大きな影響を受けています。世界が猛スピードでつながっていく現代、メイドインジャパンの必然性を月光荘として積極的に表現していく必要性を感じています。
月光荘創業者は、与謝野晶子や猪熊弦一郎をはじめ、藤田嗣治、イサムノグチ、棟方志功、濱田庄司、バーナードリーチなど、日本ならではの美意識を追求した数多くのアーティストとの親交がありました。日本文化とは、そして日本人の美意識とは一体なんだろう。そんなことを体感できる空間として、月光荘の考える令和の茶室「MAISON GEKKOSO」を、画材店の地下にオープンしました。
茶釜で沸かしたお湯で淹れるコーヒーや抹茶ラテ、パティシエによるスイーツをお楽しみいただきながら、月光荘と親交のあったアーティストの作品や民藝の名作家具と共に、店舗奥のギャラリーでは今を生きる作家の展示もご覧いただけます。
壁面は、月光荘が日本で初めて純国産絵の具の開発に成功した記念すべき色、「コバルトブルー」で彩られ、さながら時代を超えた異空間に迷い込んだよう。
お茶室は狭いからこそ、その場にいる全員の心がつながる場所。本物のアート空間で感性を刺激し、仲間たちとの語らいで心を満たし、夜の〆は茶釜で沸かしたお湯で淹れるしじみ汁。コンセプトは、「心と身体が整う感性の交差点」です。
和と洋の美意識が絶妙に調和する銀座のお茶室で、歴史の流れに身を任せ、文化香るひとときをぜひお楽しみください。ぶらりとお気軽にどうぞ♪
【MAISON GEKKOSO】
住所
〒104-0061
東京都中央区銀座8-7-2
永寿ビルB1F
営業時間
<喫茶> 金曜日・土曜日・月曜日:12:00-17:30
日曜日:11:00-16:00
<BAR> 木曜日・金曜日:20:00-24:00