「自由研究のテーマ、どうしよう!?」
「周りからすごいと言われて褒められるような自由研究にしなくては!」
ついそんな風に考えがちな夏休みの折り返し地点。確かに何かを制作する時、他人からの評価は避けて通れません。誰の目にも留まらない作品、誰の耳にも届かない歌は、存在していないのと同じだからです。
それでも表現の第一歩は、言葉にならない心の叫びから始まるのだと私たちは考えています。
子供がその日あった出来事を、一生懸命にお母さんに説明しますね。時系列や話の構成、相手が興味あるかないかなんて、まったく気にもせずに。お母さんが面倒くさがろうが、服を引っ張ってでも聞いてもらおうとします。
僕はここにいるよ!
世界をこう感じたよ!
自分が感じたことを表現したい、そしてそれを誰かに受け止めてもらいたいという気持ちは、生まれながら人間に備わっている本能の一つです。
思う存分表現したことをしっかりと受け止めてもらえた経験は、成長の過程でどれだけの財産になりましょう。
ちなみに叫びとは、技術と何の関係もないことです。構図やデッサン、音楽で言えば音程やリズムとはまったく無縁のこと。まずは言葉にならない衝動や欲求が溢れ出るのを、そのまま吐き出す気持ち良さを体験することが第一。
その叫びを、より正確に表現したくなった時に、はじめて技術が必要になってくるのです。叫びもしないうちに何かを学ぶのは、話したいことが何もない演説の練習をするようなもの。伝えたい何かを、瑞々しく吐き出すことが先なのです。
人に評価されるためではなく、自分らしく生きるために。そんな表現を、月光荘はこれからも応援し続けます。
思い切り自由にやってみよう、自由研究!!
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