早くも12月。年々過ぎ去る時の早さは増すばかり。師走と聞いただけで、何だかとても忙しく感じながらも、どこかホッとするような感覚もあり。
ところで年の瀬は沈むニュースも多く、少しでも明るいお話をと思い、世界で月光荘ピンクと呼ばれる伝説の色、「コバルトバイオレットピンク」をご紹介させていただきます。
月光荘は1960年に「月光荘ピンク」と呼ばれるCobalt Violet Gekkoso Pink(コバルト・バイオレット・ピンク)を発明します。この月光荘ピンクは、1971年の世界絵の具コンクールで1位を受賞、ル・モンド紙に「フランス以外の国で生まれた奇跡」と評価をいただきました。
藤の花から紫陽花へ、
季節の橋渡しをする様に紫色が景色に溶け込む5月。春らしさも薄れ、取り戻した日常に馴染めなかったり、先を焦ったり、両極な気持ちが複雑に絡む季節でもあります。
それでも後から振り返ると、そんな苦しみから生み出される出来事のひとつひとつが大切な瞬間だったと思えてくるから不思議。
濃い紫から薄いピンクへと、色を変化させながら伸びるコバルトバイオレットピンクは、季節の隙間にそっと流れ、記憶の中で永遠に輝く大切な色。
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